☆　肴町　☆

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2022年04月11日(月)

皆様こんにちは。
いつも「シティタワー青葉通一番町」のブログをご覧頂きましてありがとうございます。

今日は、前々回ご紹介した「肴町公園」に続きまして、
「肴町」の由来についてご紹介します。
「肴町」は「さかなまち」と読みますため、昔は飲食店があったのかなと想像しておりましたが、
調べていくと町名には歴史あることがわかりました。

時は伊達政宗公の時代に遡ります。
政宗公が岩出山に城を構えて「肴町」を作り、その後仙台へ移った時に、
城下町の一つとして肴町も移ってきたのがはじまりとのこと。
仙臺での水産物販売を独占する権利、そして卸売り販売へと権利も変わり、
その後は毎日「魚の市」が出る魚屋の町となりました。
様々な文献を読みますと、
たくさんのお魚の販売がされ、またお城への献上もあったため
とても賑やかな町であったことが想像されます。
また肴町と同じように移転した
「大町」「柳町」「荒町」「南町」「立町」と共に「御譜代町」と呼ばれました。
当時の仙臺では町名に序列がついており、この「御譜代町」は町列の上位を占め、
「肴町」は上位2番目であったそうです。

昭和に入ってからは、仙台空襲によって魚屋の町は消えて住宅地へと復興し
住居表示からも町名が消えましたが、
「肴町通り」と「肴町公園」として「肴町」の呼び名は残っています。

ちなみに肴町通は、仙台城下町の東西の基線である「大町通」の一本北側に平行しており、
南北の国分町通から西の「西公園通り」辺りまでの東西に長い町であったとのこと。
※当社撮影

肴町の北隣には「立町」があり隣接していました。
現在の街並みからも想像が出来ますね。

「肴町公園」内の北西付近には「肴町」と「大町三丁目横丁」の辻標があります。

※当社撮影

今現在の都会のオアシス的なイメージとは異なり、
人々が行き交う活気ある町であったのでしょう。

歴史ある町に誕生する「シティタワー青葉通一番町」を
どうぞよろしくお願い申し上げます！

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